1株108〜135ドルと予想(1万1880〜1万4850円)。平均株価で収まったときの時価総額は,3兆5000億円を超えると云うIPO。グーグルがいままでの謙虚さを失わずに,いまを見続けられるか,久し振りの,見物ぢゃないか。
quote:落ち着こう。グーグル社は素晴らしい会社で,偉大な会社になるかもしれない。が,今回の株式公開に向けて,同社が提示した高額な予想価格は,どうも泡のような空虚な印象を与える。グーグルの目論見書では,同社が長期的に成功することが確実だとは云えないと述べており,リスクは多い。だがグーグルのIPOがまずい展開になると,市場に対する人々のわずかな信頼も打ち砕かれる。もし同社の予想価格を許容できるなら,長い目で考えて投資することが必要だ。
わたしの好きなニュースサイトであるThe Registerは(過去記事),トップページのいちばん下に至言や名言など,さまざまな人のアフォリズムを載せている。毎日違う言葉がそんなに続くわけはなく,たくさんの言葉をリピートしているのだけど,数は多いのでいつも新鮮に楽しめる。そしてその言葉に,なんでかグーグルのことを思い出す言葉がある。今回のニュースに際して,それをペーストしておく。わたしの拙訳でごめんなさい。
「I believe we will change the world. And I believe together we can do anything.」Carly Fiorina(「わたしは,わたしたちが世界を変えられると信じている。わたしたちは,なんでもできるとも信じているし」ヒューレッド・パッカード社,カーリー・フィオリナ)。「I never think of the future - it comes soon enough.」Albert Einstein(「未来のことなど考えない。どうせすぐにやって来るのだから」物理学者,アルバート・アインシュタイン)。「If I had any humility I would be perfect.」Ted Turner(「謙遜の気持ちを持て,それで完璧だ」CNN創設者,テッド・ターナー)。
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